• 家づくりの基礎知識 建材のカビ対策傾向

    NO.065

    #家づくりの基礎知識

    家づくりの基礎知識 建材のカビ対策傾向

    家づくりの基礎知識 建材のカビ対策傾向

    猛暑の時期はもちろん、日々の暮らしの中で、やっかいなもののひとつがカビです。

    換気を心がけ、家の中の湿度を抑えるなど配慮しても、少し気を許すと、発生してしまうケースもあるものです。
    住まいの中で、まず気になるところといえば、バスルームや洗面、トイレなどの水まわりです。

    窓を開けたり換気扇を回すなどしても、湿気がたまってしまう場所です。

    また、クローゼットや納戸など、空気が循環しにくい空間も要注意です。

    扉も閉め切りがちの狭いスペースでは湿気もたまりやすく、カビも生えやすいものです。

    これらの場所に取り入れられる設備機器や建材商品には、カビの発生を抑える、さまざまな提案がみられます。

    メーカー独自の素材や加工技術などによって、細かな工夫が施されているものも増えてきているので、選ぶ際には、性能やデザインだけでなく、日々のメンテナンスを楽にする技術も重視することが大切です。

システムバスでカビが気になる場所のひとつが、
洗い場の排水口です。

最近のシステムバス商品は、
排水口のヘアキャッチャー部分に工夫を施し、
お手入れしやすく、
ゴミの処理も簡単なものが一般的です。

排水口まわりなども凹凸を少なくし、
汚れがたまりにくい形状となっていますし、
抗菌・防カビ効果を持つ樹脂などを用いて
ぬめりやカビ汚れの増殖を抑えたタイプもあります。

また、浴槽の排水口まわりも
すっきりとした形状として、
汚れや水アカがたまらないようにした
製品もみられます。

システムバスの床材は、
表面の形状や処理加工に工夫することで、
水分が残りにくく、
早く乾くタイプが一般的になってきています。

また、壁や天井の部材の目地をなくしたり、
形状に工夫するなどして、
汚れや水アカが溜まらないようにしたものなども
みられます。

カウンターも汚れがつきやすい部分です。

裏側や奥の部分のお手入れがしやすいように、
壁や浴槽と離れたデザインとなっていたり、
カウンターを取り外すことができる商品もあります。
凸凹のないすっきりとしたデザインも増えています。

システムバスの出入口扉では、
カビの発生、浸透を抑えたパッキンを採用したり、
ゴムパッキンをそのものを
無くしたタイプもみられます。

また、汚れがたまりやすい扉の下の換気口のガラリを
外して洗えることができるもの、
換気口をドア枠の上部や横に設けるなどの
工夫を施した商品もあります。

扉の形状がすっきりすることで、
埃や汚れも付きにくく、
カビも発生を抑えることが可能でしょう。

家づくりの基礎知識 建材のカビ対策傾向

洗面化粧台もシステムバスと同様に、
排水口まわりの工夫が多くみられます。

ピンク色の汚れなどがたまりやすいフチの隙間をなくしたり、
形状に工夫を施して水アカなどの掃除のしやすいものがあります。

簡単に取り外すことができ、
お手入れも簡単なヘアキャッチャーを
取り入れた商品も揃っています。

水栓金具の根元に水がたまることで、
発生する水アカやヌメリなどを防ぐ
工夫が多くみられます。

水がたまらないように
水栓金具を立ち上がりの壁面に設置したもの、
ミラーキャビネット下に組み込まれたタイプなども。

その他、水アカをはじく素材のボウルを取り入れたり、
ボウルとカウンターなどを
継ぎ目のない一体成型としたものであれば、
汚れもたまりにくく、
カビも抑えることができるでしょう。

トイレでは、カビなどの発生の原因となる汚れが
たまりやすい便器や便座のフチを無くしたものが
増えてきています。

表面加工や素材に工夫を施すなどして、
掃除のしやすいタイプも多くみられます。

全体的に凸凹を無くし、
すっきりとした形状なのも特徴でしょう。

メーカーによっては、イオンや除菌水などで、
汚れの付着を抑制する商品もみられます。

水まわりだけでなく、居室空間でも湿度が高ければ、
カビの心配もあるものです。

快適な空間を生み出す調湿作用を持つ内装材なども
注目されており、機能性の高いタイル、
漆喰や珪藻土などの自然素材、
壁クロスにも調湿機能を持つタイプなどが
揃っています。

商品や素材ごとに性能は異なるので、
取り入れる空間、
環境に合わせて選ぶことが大切でしょう。

室内の空気がよどまないように、
効果的に通風が可能な室内扉や建材も揃っています。

ルーバーなどを取り入れた扉や
開閉機能を持つランマ付ドアなど、
扉本体を開けなくても、
新鮮な風を取り込むことが可能なタイプなどが
みられます。

洗面室や納戸だけでなく、
プライベートな空間でも取り入れることができる
デザインの商品も増えてきました。

また、使い方に合わせて開閉し、
風を通しやすい引き戸タイプの室内扉の
商品バリエーションも豊富になってきています。

空気が循環しにくいクロゼットや納戸、
収納スペースなどにもカビは生えやすいものです。

建材メーカーからは、湿気を吸収・放出し、
収納内部をさわやかに保つ調湿建材、
消臭効果やホルムアルデヒド吸着性能などを持つ
収納・押入ボードなども提案されています。

これらの建材を取り入れたシステム収納なども
みられます。

靴などを収納する玄関システム収納には、
イオンなどによって脱臭効果や
付着カビ菌を抑制する機能を搭載したタイプも
みられます。

玄関収納内を清潔に保つことができるでしょう。

設備機器や建材など、
カビの発生を抑えることができる工夫は、
見た目ではなかなか分からない技術も多いものです。

商品を検討する際には、
必ずショールームで確認することにしましょう。

具体的な性能や効果、メリットなど、
ショールームアドバイザーに説明を求め、
しっかりと理解しておくことが大切です。

それでは、また。