-
NO.062
広島の湿度と結露対策
広島での家づくりにおいて、見落とされがちなのが「湿度」と「結露」の対策です。
瀬戸内海式気候に属する広島は、年間を通して比較的温暖で晴れの日が多い一方、 夏は湿度が高く蒸し暑く、冬は朝晩の冷え込みによって結露が発生しやすい環境です。
このような気候に合わせた湿度管理と結露対策は、快適な住まいづくりに欠かせません。
広島の夏は湿度が高く、室内にカビやダニが発生しやすくなります。
また、冬場には暖房によって室内外の温度差が大きくなり、窓や壁に結露が発生。
これが建材の劣化や健康被害につながることもあります。
結露対策の基本は、断熱性能の向上と適切な換気です。
断熱材を適切に施工することで、室内外の温度差を緩和し、結露の発生を抑えることができます。
また、24時間換気システムや自然換気を活用することで、湿気を外に逃がす工夫も重要です。

最近では、湿度を自動的に調整してくれる「調湿建材」が注目されています。
例えば、珪藻土や漆喰などの自然素材は、湿度が高いときに吸湿し、乾燥しているときに放湿する性質を持っています。
広島のような湿度の高い地域では、こうした建材を壁や天井に使用することで、快適な湿度環境を保つことができます。
窓は結露が発生しやすい場所のひとつです。
広島での家づくりでは、複層ガラスや樹脂サッシなど、断熱性の高い窓を採用することが効果的です。
さらに、窓の周囲に空気の流れを作ることで、湿気が滞留しにくくなり、結露の発生を防ぐことができます。
湿度と結露対策は、広島の気候に寄り添った家づくりの重要なポイントです。
断熱・換気・調湿建材・窓の工夫などを組み合わせることで、家族が一年中快適に過ごせる住まいが実現します。
「暮らし心地」を大切にした広島の家づくり。
湿度と結露に配慮した設計は、長く愛される住まいへの第一歩です。
CASA MAGAZINE
幸せで楽しい日常を求める人のための
暮らしと家づくりマガジン
同じカテゴリの記事
OTHERS
その他の記事を見る