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NO.036
LED照明を考えよう
家づくり照明を考えた際に、
LED照明の採用を考える方もいるでしょう。
LED照明といえば
まだまだ高いイメージはあります。
しかし永く住まう家の日々の電気代なども考えたら
LED照明を採用は、必然かもしれません。
では、
LED照明とLED電球の違いはご存知でしょうか?
今回はLED照明についてお伝えします。
「せっかく家を新築するのだから
照明は長寿命で経済的なLED照明を使いたい」
このように考えている方は多いと思います。
ただLED照明と一口に言ってしまっても通常のLED電球や
照明器具に実装されてしまっているタイプなど
様々な種類があります。
ついついLED照明イコールLED電球と考えてしまいがちではありますが、
むしろ新築の場合はLED電球よりも照明器具に直接実装されているLED照明の方を多用することになると思います。
この実装型の場合もしランプが切れて取り換えしなければならなくなった際には
器具ごと交換しなければならないという大きなデメリットがあります。
しかし、電球に比べて望みどおりの配光をしやすく、
バリエーションも多数存在するために非常に使い勝手の良い照明となっています。
もちろんLED電球も新築時から利用することは可能ですが、
やはり通常の白熱電球に比べてまだまだ価格がかなり高いという面があります。
場所によってLED電球を使う場所もあれば実装型を使う場合もあると思いますが、
価格面の検討は十分に必要です。
ちなみに毎日使う電気代という意味では白熱電球に比べてLED電球の方が格段に安いため、
初期費用や電気代を含めたトータルコストで考えるとLED電球の方がお得です。
トータルコストで考えると電球型蛍光灯もあまり変わりませんので、
2027年に製造中止・輸入中止になるので、
これから家づくりを考える方にはおススメできません。
さて、そんな長寿命と言われているLED照明ですが、
実際どれぐらいもつのかご存知でしょうか?
LEDが出始めたころには10万時間以上大丈夫と思われていましたが、
実際の実用期間としては大体4万時間程度だと言われています。
当然4万時間に届かないということもあるのですが、
実はLED自体の寿命と言い切れない部分もあります。
LED照明の寿命が切れる理由としては、
LEDに組み込まれている電子回路部品などが原因だったりするためです。
そのため部品状態次第で4万時間に全く届かないこともあれば、
4万時間を全然越すことがあります。
もちろん部品が壊れたらその部品だけを交換して、
ということは基本的にできませんので
LED照明の寿命と言ってしまっても同じことになります。
そしてLED照明を使う際に重要なこととしては、
施主自らメンテナンスができる場所に利用するということです。
紹介した通りLED照明はおよそ4万時間で寿命がきます。
4万時間だと大体10年~15年の間に寿命がくるということですので、
交換する必要が出てきます。
せっかく長寿命のLED照明を使うのだから吹き抜けの最も高いところに利用したいと考えている方も多いと思いますが、
前提としては自分でメンテナンス出来るようにしておくことが必要です。
もし自分でメンテナンスできない場所に利用するのであればランプが切れてもあまり影響のない場所に利用しましょう。
少なくともランプが切れると
大きな影響がある場所についてはメンテナンスしやすい場所に設置することが重要になります。
ちなみに以前は、LED照明は明確な規格が存在しませんのでしたので、
メーカーによって大きさも形も明るさもバラバラでした。
しかし現在は、LEDの規格が存在し、
照明規格が簡単になっております。
そして
どの場所にはどのような照明器具を使うのかの照明計画を事前に一つ一つ決めておくことが大事になってきますので、
照明計画は、家づくりのプロに相談しましょう。
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