• 調査結果から見える“冬の寒さ”と断熱の重要性

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    調査結果から見える“冬の寒さ”と断熱の重要性

    調査結果から見える“冬の寒さ”と断熱の重要性

    冬になると「部屋が暖まりにくい」「脱衣所や浴室が寒い」と感じる方が多く、最近の調査でも7割以上の人が冬の室内環境に不満を抱えていることが分かっています。光熱費の高騰で暖房を控えてしまうご家庭も多く、寒さや乾燥による体への影響も見過ごせません。
    こうした背景から、住まいの断熱性や気密性の見直しがいま注目されています。

ある住宅会社が実施した「冬の自宅内の寒さ・乾燥対策に関する意識調査 2025」によると、

「暖房をつけても、なかなか部屋が暖まらないと感じることはあるか」という質問に対し、

「よくある」「ある」と回答した人は、合わせて73.4%にのぼりました。実に約7割以上の方が、

冬の室内の寒さに不満を感じているという結果です。

 

さらに、近年の光熱費高騰の影響もあり、「光熱費を考慮して、

暖房をつけるのを我慢することがある」と答えた人は68.9%。

寒さを感じながらも、重ね着をしたり、暖房の使用時間を短くしたりと、

我慢しながら冬を過ごしているご家庭が多いことが分かります。

同じ調査で、「冬場、自宅内で寒いと感じる場所」を尋ねたところ、

1位が「脱衣所」、2位が「浴室」、3位が「玄関」という結果になりました。

これらは、一般的に暖房設備が設置されていない、または断熱性能が十分でないことが多い場所です。

 

リビングは暖かいのに、脱衣所や浴室に移動した瞬間にヒヤッとする。

このような住まいの中の大きな温度差は、快適さの問題だけでなく、

健康面でも注意が必要です。急激な寒暖差は「ヒートショック」のリスクを高める要因とされており、

特に冬場は安心して暮らせる住環境づくりが重要になります。

調査では、「冬の寒さが原因で、睡眠の質が下がると感じたことはあるか」という質問も行われています。

その結果、「よくある」「ある」と答えた人は7割以上に達しました。

寝室が寒かったり、足元が冷えたりすることで、寝つきが悪くなったり、

夜中に目が覚めてしまったりする方も少なくないようです。

睡眠は、日々の健康を支える大切な時間です。

冬の寒さが原因で睡眠の質が低下すると、疲れが取れにくくなったり、

体調を崩しやすくなったりすることにもつながります。

また、冬場の住まいで気になることとして、「乾燥」を挙げる人も非常に多い結果となりました。

「冬場、自宅内の乾燥が気になることがある」と答えた人は86.9%。

その影響として、「肌の乾燥」「喉の痛み」「風邪をひきやすくなる」といった悩みが多く挙げられています。

 

乾燥対策としては、加湿器を使用したり、洗濯物を室内に干したり、

濡れタオルを干すなどの工夫をされているご家庭が多いようです。

ただし、これらはあくまで対処療法であり、根本的な住環境の改善には、住宅性能の見直しが欠かせません。

こうした背景もあり、「今後、住宅を購入またはリフォームする場合、

断熱性や気密性をどの程度重視するか」という質問では、

「最も重視する」「やや重視する」を合わせて92.9%という非常に高い割合になりました。

 

断熱性や気密性を高めることで、暖房の効きが良くなり、室内の温度差が少なくなります。

結果として、寒さや乾燥の悩みが軽減され、光熱費の負担も抑えやすくなります。

これからの家づくりにおいて、「断熱」は快適さと健康、そして省エネを支える重要な要素だと言えるでしょう。

断熱性能を高めたいと思っても、気になるのがコスト面です。

ただし、国の施策として、

省エネ性能の高い住宅や断熱リフォームを支援する補助金制度も検討・実施されています。

内容や条件は年度ごとに変わりますが、こうした制度を上手に活用することで、

将来の光熱費削減や快適な暮らしにつなげることが可能です。

 

詳しい内容や最新情報については、専門家に相談しながら検討することをおすすめします。

マエダハウジングでは、断熱や気密といった見えにくい部分こそ大切にし、

実際の暮らしを見据えたご提案を行っています。

冬の寒さや乾燥でお悩みの方、これから家づくりやリフォームをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。